リスタート!曲紹介「ラフ病」


劇団5‐4団長の高安です。

次のミュージカルに向けて、「曲紹介」とかしていこうかなーと思いまして

と、いうのも自分の書く歌詞って当て字とか、活字で見なきゃ分からないのが多いんよ

ってわけで今日はですねぇ・・・

1幕に出てくる『ラフ病』(らふびょう)って曲を解説していきます!

この曲、ストーリーとしては「うつ病」の主人公を、仲間たちが励ます曲となってるんですけど
曲のポイントはずばり、タイトルです

まぁ、言っても
曲名見たらなんとなく解説したいこと分かりますよね?

ラフ病
うつ病
ラフ病
うつ病

ほら!めっちゃ似てる笑

うつ(鬱)っていうネガティブな言葉が
ラフ(laugh/笑い)っていう真逆の言葉に似てるのってなんか面白くないですか?

実は自分、自慢じゃないけどめちゃくちゃ字が下手でして

小学校のよい子のあゆみ(通信簿)では、◎、〇、△の三段階評価の中で
「字を綺麗に書くことができる」という項目で、おそらく学校史上初めての「✕」をもらった男なんですよ

(先生、今でもその帳尻合わせで「物語の要点をつかむことができる」に三重丸をもらったことは忘れていません)

だから大学の心理学の授業で「うつ病」って書いたノートを読み返した時

誰がどう読んでも「ラフ病」にしか見えなかったんですよ!

なんか暗い授業してたのに、一人でニヤニヤしちゃって
余裕で先生に注意されましたね!

でもその時、単純に素敵アイディアだなぁ、と思いました

実際の話。
自分の知り合いで、仕事が原因でうつ病の診断受けた人がいまして
その人はもう傍目から見ても、ヤバいなぁと思って
周りは「一度仕事休んだ方が良い」って言ってたんだけど

休んでる間の経済的な不安だったり、仕事の責任だったりでなかなか休まなかったわけ

それに、この2017年の現代においても
「うつは心の風邪」
「うつとか言うやつは甘えてる」
っていう目で見る人が会社や家族にけっこういたみたい

はっきり言うけど、うつは「心のガン」ですよ
死因にもなりえるれっきとした病気です。

テンションとか気持ちとかじゃなくて、ちゃんと治療すべきです。

でも、みんながみんなそう思ってるわけじゃないでしょ?
残念なことに、その人は最初周りに良い理解者がいなかったらしくて

そしたら「うつ病」そのものより「うつ病」って思われることが一番恐怖なんだって
余計に体調悪くなっていってさ

うん。なんか見てて痛々しかった

でも、最終的には会社休んで体調も良くなってきてる

心配してた仕事も、周りがちゃんとフォローしてくれて
ちゃんと職場復帰できるようにサポートもしてくれるらしい

もしかしたら治療にひと月とか3か月とか、半年とか下手すると1年、2年かかるかもしれない

でもそんなの長い人生の中のほんの少しで、それからまた人生は広がっていくんですよ

今元気なくても、生きてさえいればいつか必ず元気になれると自分は圧倒的に信じています

なんか話しが大きくなりましたが。
自分はそんな考えから

♪きっと「うつ」から
la la la 「ラフ」
その違いは紙一重

このサビの歌詞を書きました
そして

♪いつか「うつ」から
la la la「ラブ」
愛する人に気づけるのさ

ここに繋がっていくんですが
これは・・・うーん。ストーリーの中で説明できると思うので
本番、楽しみにしといてくださいな!

久しぶりのブログってことで気合入ったのか
めちゃくちゃ長くなりました

また時間見つけて曲解説していこうと思います


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