第5回本公演を終えて(劇団5-4広報スタッフ)

掲示係です。
第5回本公演を終えたので、宣伝素材やSNSを担当するスタッフ視点での感想を書いておきます。

カーテンコールの様子


動画編集を取り入れた

SNSへの投稿に動画を取り入れました。ただ撮ったままではなく、動画を繋げたりテロップを入れたりしてみました。
使用しているソフトは無料の動画編集ソフトAviUtlです。
無料とは思えないほど高性能ですが、導入や操作方法を調べること自体のハードルが高く、何度か投げ出しました。
AviUtlの渋い操作画面

撮影機材はSONYのα5000を使っています。
これはミラーレス一眼と呼ばれるもので、生産終了モデルとなったのを家電量販店の在庫処分セールにて購入しました。
たまにiphone8で撮ることもありました。

コストを抑えて取り組むことにしましたが、それでも団員からチラホラ喜びの声を聞けたので、まずまずの成果だったと言えそうです。


劇団5-4 Twitter

劇団5-4 Facebook



キャスト側の協力

先の動画にしろ、フライヤーやミュージカルの歌詞を載せた画像などにしろ、舞台本編を作る演出部やキャストの協力が必要不可欠でした。
具体的には、貴重な練習時間の一部を割いて宣伝素材用の撮影に充てる、わざわざ衣装や劇団Tシャツを着るなどです。
私自身、自主公演などでキャストや演出をした経験があるからか、ここに労力を割く煩わしさは想像できました。

しかしここで以前、団長が琉球ゴールデンキングスを引き合いに言っていた「舞台内容の良し悪しと集客は別もの」論が思い出されます。
当時は『舞台本編がイマイチだからお客さんを呼べないってのは理由にならないはず』という意味合いだったと思いますが、私の解釈としては『・・・てことは舞台本編とは別に、宣伝用の予算なりスケジュールなりを組む必要あるんじゃないか』ということでした。

実際、この辺りの兼ね合いは非常に難しいのですが。
次回公演へ取り組む際もこのような手間が生じる可能性が十分にあることを、チームの共通認識(または覚悟)として持っておく必要があると思います。


取り置き予約の方に忘れず来てもらう

取り置き予約というのは便利でいて、実はリスクも高いシステムだと思います。
手軽な反面、キャンセルも容易。
当日に来場してもらえないと客席が空いてしまうのはもちろん、チケット料金も回収できなくなってしまう。

もちろんキャンセルを見越して当日券などを含む座席数を計算するやり方は理解できるけど、健全とは思えません。
うっかり忘れられてしまわないように、またさらに観に行きたくなるように、掲示係として取り組んだことは二つ。
  • Twitterは公演当日も投稿し続ける
  • 初日が終えたら舞台写真をSNSへアップしてしまう
一つ目のTwitterに関しては、劇場フロアへの団員こだわりポイントのお陰で、画像素材には困りませんでした。
作品に合わせて受付スタッフはCAの衣装、テクニカルスタッフはつなぎ姿で航空整備士をイメージ。
入口には搭乗口を連想させる貼り紙や、あめ玉のサービスなどを用意。





加えて、差し入れで頂いたお花が彩りを添えてくれました。


キャストが控える楽屋には遊び心に溢れた公演ボードが準備されていました。


楽屋のスペースを邪魔していたディスプレイは「受付に移して映像を流そう」という提案も出ました。

このようなアイディア、私個人はあまり思いつくことができません。
アナログならではの良さは、舞台の醍醐味であるライブ臨場感との相性も抜群。
今後も大事にしていきたい。

二つ目、全ての回の公演がまだ終了していないのに舞台本編の様子をSNSへ投稿してしまうのは、やはり気持ちに抵抗があります。
空席ならまだしも、予約状況としては満席状態にありました。
それでも今回は、掲示係である私個人の判断で出すことにしました。
劇団Facebookアカウントの投稿より

どれほどの効果があったか検証は上手くできないのですが、今後も数回の公演がある場合はこの方式を継続しようと考えています。


徒然と書きましたが、いずれの経験も次回公演へ活かしたいと思います。